Colum

2020/11/10

井波の町家考 PartⅠ

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八日町通りにあるお宅の箱階段

デッドスペース活用の最終形…。

旧家の町家を拝見すると、限られたスペースだからこそ生まれた工夫や知恵が見受けられる。

アズマダチに代表される農家住宅は、広大な敷地のため、必要な部屋を足していく「足し算」思考なのに対し、うなぎの寝床のような間口が小さい敷地に建つ町家は横に広がれない分、「引き算」で空間を膨らませた。

中庭や天窓を設けた吹抜けで効率的に光を取り込む工夫。箱階段(階段箪笥)のように空間を最大限利用する知恵。そこに装飾という美意識、遊びを加えることも忘れない。

近代建築にも当てはまることだが、敷地に制限があればこそ、面白い発想やアイデアが生まれやすいことがわかる。

ハロー空き家!!
グッバイ空き家!!

まちそと

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