不動産のお取引は複雑でわかりづらい事柄がたくさんあります。このコラムでは、不動産に関して「よくある質問」を掲載していきます。
~不動産を借りる場合~
敷金や礼金とは?
敷金とは、借主が貸主へ預けておく保証金のようなものです。何らかの理由で家賃を払い続けることができなくなった場合や、借主の不注意で発生した設備の汚損や破損の修繕費を、借主が支払えない場合などにも、敷金から補填することができます。基本的に敷金は全額戻ってきますが、このようなトラブルがあった場合は、その費用を差し引いた額が戻ってきます。
礼金とは、貸主に対して支払う謝礼金のことをいいます。もともと礼金とは、戦後の「部屋を借りる際に渡していた寸志」に似た謝礼金の名残が今も残っていると言われます。敷金とは異なり、解約時には戻ってきません。
借りる際にかかる費用は?
一般的には、
●前家賃(入居日から月末までの家賃と、翌月の家賃)
●敷金や礼金(1〜3ヶ月分)
●仲介手数料(1ヶ月分)
●火災保険料(建物規模、保険内容により異なります)
●家賃保証料(1ヶ月分程度)
が必要になります。
借りる際に必要なものは?
一般的には、印鑑・身分証明書・住民票や所得証明書・連帯保証人の印鑑証明書などが必要になります。
毎月の賃料以外に必要な費用は?
電気代や水道代、管理費用、駐車場代があげられます。
無理のない賃料の目安は?
一般的に収入の30%ほどが目安になると言われます。それ以上ですと後々の賃料等の支払が困難になることも考えられます。