GW明けより、週1ペースで井波地域の空き家処分のご相談をいただいています。
南砺市では固定資産税納税通知書に、空き家バンクの紹介や補助金制度を説明したチラシを同封しており、その効果もあって毎年5月は1年の中で最も多い相談件数になっています。
物件間取り図の作成、撮影、ヒアリング、役所調査、HP掲載、空き家バンク登録、各種SNSで情報発信と充実した毎日を送っています。
そんな中、井波が注目されるようになった影響か、安い物件を物色している不動産投資家や、南砺を正確に読むことができないような全国どこでもいいから安い物件を探している方から、物件を内見したいといったお問い合わせが増えています。
申し訳ありませんが、そういった方への物件案内はお断りさせていただいています。
井波の物件は、井波に何回も足を運び、井波が好きで、ここでなら起業したい、移住したい、町のために支援したいという方にしか案内をしていません。そのハードルを少しでも下げたいという想いから、安いと思われるような価格設定にしております。
ここ井波に関しては、単に空き家を埋めることを目的とせず、どんな人がどう活用するのか。そこを重要視しています。
そして地域側も選ぶ必要性が出ているからこそ、地域に密着している方々との連携が肝と感じています。
それを実現するためには、まちの不動産情報を掌握する「まちの不動産屋」の存在が必要不可欠です。
「まちの不動産屋」が確立されれば、空き家と起業・移住者の両軸バランスを見極め、弱い部分に手を打つことで、まち単位の空き家バンクが機能しはじめます。
不動産会社名のホームページではなく、【井波まちなか不動産ガイド】というパブリックを全面に打ち出したり、一般社団法人を設立したり、SNSで情報を公開したり、、、とやること全てにおいて実は情報を掌握するための戦略的理由があるのです。